デジタル広告がブランドを傷つける?アドフラウドとブランドセーフティーについて

デジタル広告がブランドを傷つける?アドフラウドとブランドセーフティーについて - Truestar Consulting Group

デジタル広告がブランドを傷つける?アドフラウドとブランドセーフティーについて

アドフラウドとは、デジタル広告において無効な広告表示やクリックによって、広告効果を水増しして費用を搾取する仕組みを言います。これらは、一定のタスクを自動で行うアプリケーションやプログラムであるボットを使って行われることが多いです。このようなアドフラウドは、世界で増加傾向にあります。アドフラウドを検出するシステムを提供している、TrafficGuard/Juniperによるデータでは世界でひと月で約30億ドルもの費用がアドフラウドによって搾取されていると推定されています。今回は、そんなアドフラウドの問題と解決策、これからの傾向について説明します。

アドフラウドはなぜ消えない?

アドフラウドは一時的なものではなく、これからもマーケターにしつこく付きまとう問題であると認識されています。なぜなら、アドフラウドを行う者が広告費用を搾取するための新しい方法を常に開発しているためです。従来のボットに対して対策を打っても、その対策をくぐり抜けるまた新しいボットが開発されるのです。また、デジタルの中でも基準やルールが整備されていない環境を探して、利益の搾取を行っています。

また、ブランドのデジタル広告への予算は年々増加しています。そのため、ブランドにとってアドフラウドによって不必要に資金を奪われるリスクも高まっているのです。最新のアドフラウドに関する調査レポートでは、去年よりアドフラウドの被害を受ける確率がわずかに1%ほど減少したことが分かっています。これは、デジタル広告の検証プログラムなどのシステムの導入によるものです。

アドフラウドの防止策とは

アドフラウドを防ぐために、最先端のテクノロジーから様々なシステムが開発されています。それらはユーザーになりすますボットを検知し、その活動を停止させます。新しいボットが検出されれば、その型のボットに対する免疫を設定し今後のリスクに備えます。最先端のマーケ―ターは、このようなシステムを導入しデジタル広告費の無駄の改善に取り組んでいます。人工知能や機械学習などの技術によって、上手くアドフラウドを回避することによって、広告キャンペーンの費用対効果の向上が期待されています。

アドフラウドの今と今後の傾向

マーケターは、広告がターゲットとする顧客に届くことをより確かにするために、広告を掲載するメディアの透明性と広告表示のクオリティを常に改善していく必要があります。新型コロナウイルスのパンデミックによって、オンラインで広告に触れる消費者が増えている中、デジタル広告への需要は高まっています。しかし、それに伴ってヘイトスピーチなどの様々な側面においてブランド毀損のリスクが増えています。今後もデジタル環境はさらに複雑化し、ブランドセーフティへの新たな脅威も生まれる可能性があります。ブランドは、自社のブランドセーフティサステイナビリティについて議論し、対策を練ることが重要です。

 

参考:Forbes “Why Ad Fraud Keeps Battering Brand Safety”  / Paul Talbot (https://www.forbes.com/sites/paultalbot/2021/06/05/why-ad-fraud-keeps-battering-brand-safety/?sh=55dbc17a771b)